麦茶日和

シンプルに、自然に。

祇園祭 ごみゼロ大作戦に参加した話


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昨年の祇園祭で清掃活動(ごみゼロ大作戦)に参加しました。

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昨年のスタッフTシャツ



 

 
祇園祭は毎年7月に京都の街の中でやっているお祭りです。
祭りのピークとなる前祭の山鉾巡行の前夜を宵山、2日前の夜を宵宵山と言い、京都の中心部には山や鉾とよばれる山車のようなものが並び、夜には露店が並んでにぎわいます。
と書きましたが、にぎわうなんて穏やかなものではなく、夜は花火大会の帰りのような状態が毎晩続きます。
そして、人が多い分、飲食したゴミが、大量に出てしまっていました。
 
2年前から京都市の取り組みとして、『ごみゼロ大作戦』と命名して、
 
  1. ごみの分別
  2. 食品のトレイ、プラスチックのコップを再利用できるもの(リユース食器)の利用と回収(環境負荷の軽減)
  3. ごみ拾い
  4. それに伴うボランティアスタッフの配置(2日間でなんとスタッフ2000人!)
を実施しています。
 
私は昨年、1日だけボランティアとして参加しました。
(今年は仕事のため断念・・・)
 
 
元々、エコイベントのスタッフはしていたものの私自身は企画を担当していたので、リユース食器や会場の清掃自体はほぼやったことがなく、良い機会だなと思って。
 
私が参加したのは宵宵山山鉾巡行の2日前)でした。露店が並ぶのは夜からですが、山鉾は一度建てたら山鉾巡行まで置きっぱなしなので、昼間から結構人が多いです。なので、当日はお昼過ぎから参加して、担当の場所(ゴミ箱が置いてあるところ)でごみの分別を促したり、周辺のゴミ拾いをしたりしました。
昼間は暑くて休み休み、やってました。
 
で、ゴミ箱や拾ったごみ、リユース食器は一か所に集められます。
祭りの中盤からはどんどんごみも食器も回収場所に集まってくるんで、ひたすら分別する作業に加わりました。
これが、過酷で過酷で。
90リットルのゴミ袋いっぱいになったのがくるものの、分別されているのもあれば空き缶やフランクフルトとかの串も混ざっていたり。
あと、スタッフがいない場所にもゴミ箱を置いてたりするんで、ゴミの中にリユース食器か入ってたりするんですよね。
それをひたすら分別する作業。
危ないのでゴミ手袋よりも軍手をはめて作業するんですよね。
で、食べ物やお酒のにおいが混じってるし、暑いので汗まみれだし、どんどんゴミがくるから汚れるのとか気にしてられない、そんな状況でした。

最終的には人の背丈くらいのゴミがずらり。
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私は1日だけの参加でしたが、2日間、更には事前準備から関わっていた中心のスタッフの人たちとか、全部ボランティアですからね。
 
まさか祇園祭リユース食器を使われるようになるとは、とびっくりしたことと、歴史のあるお祭りにちょっと変わった関わり方ができておもしろい体験ができたなぁと、一年たって思い出したのでした。
ちなみに、今年の宵宵山は7月15日(金)、宵山は7月16日(土)、山鉾巡業は7月17日(日)です。

 
※2年前から前祭と後祭で2回に分けて山鉾巡行が行われるようになりました。詳細はこちらをどうぞ。